金属探知機の種類と使い方
金属探知機は、地面や壁、建物などの中に埋まっている金属を探し出すために使用されます。金属探知機にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる使い方があります。
VLF金属探知機
VLF金属探知機は、非常に一般的な金属探知機です。VLFとは「Very Low Frequency」の略で、低周波数の電磁波を使って金属を探します。VLF金属探知機は、地面から数センチメートルの深さの金属を探すことができます。ただし、地下深くに埋まっている金属を探すには不向きです。
PI金属探知機
PI金属探知機は、Pulse Inductionの略で、瞬間的に強い電磁波を放射して金属を探します。PI金属探知機は、地面深くに埋まっている金属も探すことができますが、小さな金属片やコインなど、浅い深さに埋まっているものには反応しない場合があります。
ハンドヘルド金属探知機
ハンドヘルド金属探知機は、ポータブルで軽量な金属探知機です。一般的に、セキュリティチェックやホビー用途で使用されます。ハンドヘルド金属探知機は、VLF金属探知機やPI金属探知機よりも浅い深さに埋まっている金属を探すことができます。
金属探知機の使い方
金属探知機を使う際には、まず周波数や感度などの設定を行います。次に、地面をスキャンし、金属があると反応する音や信号を探します。金属を発見した場合は、探知機の表示部に表示される深さを確認し、必要に応じて掘り進めます。
金属探知機は、金属を探すために非常に有用なツールですが、公共の場所では使用に注意が必要です。また、金属を掘り起こす場合には、地面の破 損や法律に違反しないように注意しましょう。
金属探知機は、貴重な遺物や宝物を見つけるためにも使用されます。しかし、考古学的な発見をする場合は、地元の文化財保護法などに準拠し、発掘許可を取得する必要があります。
金属探知機は、ホビー用途や探検目的で使用する場合には非常に楽しいものです。しかし、公共の場所では法律に違反する可能性があるため、適切な場所で使用することが大切です。
金属探知機の使い方や種類については、本格的な探査を行う前に、取扱説明書や専門書などで詳しく学ぶことがおすすめです。また、金属探知機は慣れるまで使い方が難しい場合もあるため、初めて使用する際には、経験豊富な人のアドバイスを受けると良いでしょう。