ミステリーな道祖神たち
神社仏閣の境内に立つ道祖神は、地域によって様々な形をしています。しかし、その中には一風変わったものも存在しています。今回は、そんなニッチな道祖神たちをご紹介します。
1. 嘘をつく道祖神
愛媛県の宇和島市にある島ノ内神社には、嘘をつくことで知られる道祖神がいます。この道祖神は「騙らず正直に生きよ」という言葉を背負っていますが、実はその背中には「嘘をついても良い」という文字が刻まれているのです。
2. 一輪車に乗る道祖神
愛知県の豊橋市にある白山神社には、一輪車に乗る道祖神が祀られています。この道祖神は、「縁起物に乗ると願いが叶う」という言い伝えがあることから、一輪車に乗っています。珍しい形状のため、観光客からも人気があります。
3. 手を振る道祖神
長野県の山形村にある白山神社には、手を振る道祖神がいます。この道祖神は、手を振る動作が繰り返されることから「手振り道祖神」とも呼ばれています。昔から、山形村では手を振ることが迎えのあいさつとして一般的であり、その文化が道祖神にも受け継がれたのです。
4. テレビに映る道祖神
東京都の中央区にある京橋氷川神社には、テレビに映る道祖神がいます。この道祖神は、境内にあるモニターに映し出されることで、観光客から注目を集めています。また、スマートフォンのアプリを使うことで、自分自身を道祖神に見立てた写真を撮ることもできます。
これらの道祖神たちは、その地域ならではの個性的な形や伝承を持っています。今後も、さまざまな場所でニッチな道祖神たちを探し求め、その魅力を伝えていきたいと思います
5. 靴を履く道祖神
福岡県の糸島市にある金比羅宮には、靴を履いた道祖神がいます。この道祖神は、宮島の弥山にある弥山神社の道祖神から派生したもので、靴を履いた形状が特徴的です。また、この道祖神は武運長久や商売繁盛を祈るために祀られています。
6. 人面鳥の道祖神
岐阜県の高山市にある総社神社には、人面鳥の道祖神がいます。この道祖神は、「鳥人」とも呼ばれ、顔の部分が人間の顔になっているため、不気味な印象を与えます。しかし、この道祖神は、豊穣や守り神として信仰されています。
7. 唇を舐める道祖神
大阪府の八尾市にある熊野神社には、唇を舐める道祖神がいます。この道祖神は「うわばき道祖神」とも呼ばれ、唇を舐める姿が特徴的です。この道祖神は、脱ぎ履きの縁起物として信仰されており、その縁起物は特に八尾市内で人気があります。
8. 太鼓を打つ道祖神
鳥取県の境港市にある青谷神社には、太鼓を打つ道祖神がいます。この道祖神は、「太鼓神社」とも呼ばれ、地元の漁業従事者から信仰されています。また、境港市では毎年4月に「青谷神社春祭り」が開催され、太鼓を打つ道祖神をはじめとする神様たちがパレードで練り歩く様子を見ることができます。
以上、ミステリーな形状や不思議な力を持つ道祖神たちをご紹介しました。神社仏閣にはまだまだ個性的な道祖神たちがたくさんあるため、ぜひ自分の目で探してみてください。